近世日本文学史 ―概説と年表―

フェリス女学院大学・吉田弥生 著
A5判・144頁 定価(本体1800円+税)
ISBN978-4-87603-504-5 C3091 ¥1800E

はじめに
第一講 近世文学の時間・空間
第二講 儒学と国学
    ―近世文芸の背景にある思想と学問、伝統文芸
第三講 俳諧・俳文
     ―貞門・談林・蕉風・蕪村・一茶の俳風
第四講 川柳・狂歌
    ―雅俗の意識、〈うがち〉・〈もじり〉・〈見立て〉の概念
第五講 仮名草子
    ―文芸に求められた啓蒙性と娯楽性を考える
第六講 浮世草子
    ―井原西鶴の作品を中心に概観する
第七講 前期読本
    ―上田秋成の作品を中心に概観する
第八講 後期読本
    ―曲亭馬琴の作品を中心に概観する
第九講 黄表紙・合巻
    ―戯作絵本の世界を概観する
第十講 洒落本・人情本
    ―遊里文学の世界、改革と出版統制、〈通〉の概念
第十一講 滑稽本
     ―笑いと文学、江戸の旅について
第十二講 劇文学としての歌舞伎・浄瑠璃
     ―近松門左衛門の作品を中心に概観する
第十三講 舌耕文芸
     ―講談・落語の成立とその文芸性を考える

近世日本文学史 略年表
参考文献